日本三大清流、ちゃんと言えますか?

全国の撮り川の皆さん、こんにちは。沖一夫です。

今回は川好きの憧れ、日本三大清流について書いていきたいと思います。タイトルにも書きましたが、日本三大清流がどこなのか、ちゃんと言えるでしょうか。

まずは日本三大清流とは?というところから書きますので思い出しながら読んでくださいね。

日本三大清流とは?

「とは」と書いてはみたものの、ここはそんなに書けることがないんですよね。
なぜなら、日本三大清流について正確な定義が存在しないから。

国土交通省で行われている水質調査でこれから紹介する三つの川がトップ3、みたいなことであれば分かりやすかったんですが、実際のところ日本三大清流がどのように選ばれたかはよくわかっていないみたいですね。

まあ三大○○的なものって主観的なものが多いから仕方ないですね。福岡出身の知人は三大都市圏は東京、大阪、福岡と言って譲らないですし。

ということで、いよいよ日本三大清流の発表です!

高知県〇〇川

一つ目はご存知、高知県の四万十川です!「日本最後の清流」という異名を聞いたことがある人も多いかと思います。私は四万十川には今年の5月に行ったのですが、今まで川にそれほど興味がなかった人でもぜひ訪れてほしい川です。

何がすごいかって、視界一面が川!山!空!みたいな壮大さですね。
最初の記事でも載せた写真がこちら。写真で見るだけでも十分すごさは伝わると思いますが、実際に行ってみると想像以上のスケールに驚かれると思います。

あと個人的に素晴らしいと思ったのは、四万十川、というよりも高知県でいくつかの川をめぐってですが、みんな川のいいところも悪いところも全部ひっくるめて愛しているということです。

私は車で行ったのですが、高知県は道路沿いに川が流れていることが多い印象でした。四万十川も流れに沿って道路が通っていて台風などの際にはこれが浸かってしまうこともあったようです。それなりに高低差があったので、とても驚いたのを覚えています。
もちろん増水した時には大変だと思うのですが、教えてくれた人はその辺を当然のようにサラッと言うんですよね。川と共に生きているんだな、ということを感じてそんなところも四万十川に行ってよかったと思ったことです。

そして、今書いたことを象徴するものが「沈下橋」です。普通、橋が沈んだら大ごとですし、最悪押し流されてしまいます。でも沈下橋はその名の通り、増水時にはあえて沈むように作られているのです。見た目も独特なので、四万十川の代表的な風景となっています。

四万十川には60以上の沈下橋があって、古いものは80年以上前に作られたものだそうです。
自然に抗うのではなく調和して生きるという考え方を象徴するものとして、これからもずっと残ってほしいです。

さて、四万十川についていろいろ書いてきましたが、難点を挙げるとすればアクセスが悪いかな、ということですね。まず高知県自体が地理的に行きづらいですが、やっと空港についても四万十川までは高知県の大部分を横断してしまうような位置関係なので2時間くらいはかかります。
しかも沈下橋巡りをするために車は必須級な割に、かなり曲がりくねった道も進むことになるのでそのあたりは心して行ってください。

悪いことも書きましたが、それを差し引いても四万十川は素晴らしい川ですし一生に一度は行った方がいいくらいおすすめです。
四万十川の近くでは足摺岬なども有名ですがこの間は行かなかったので時間が取れたらそのあたりも含めてまた行ってみたいと思っています。

岐阜県〇〇川

日本三大清流の二つ目は岐阜県の長良川です。鵜飼で有名ですね。
こちらは今年の8月に行くことができました。

四万十川と比べるとかなりアクセスが良いです。
岐阜駅からバスが出ていて、15分ほどで着いてしまいます。岐阜駅も名古屋駅から快速でなくても30分ほどなので、長良川へは四万十川を思うと拍子抜けするほど簡単に行けてしまいました。

しかし、着いた後には結構苦労した覚えもありますね。いや、自分が悪い部分もあるんですけど。

まず、意外と時間をつぶせるほどのボリュームはないです。長良川は電車で行ったので車で行っていたらまた評価は変わるのかもしれませんが。
意気込んで午前中から行ってみたら昼過ぎにはやることがなくなっていた感じですかね。鵜飼までの時間どうしよう・・・みたいな。

長良川は温泉も多くあって、8月の暑い時期な上に台風も接近していて雨が降ってきたりしていたので入りたかったのですが、日帰り入浴を受け入れてくれる時間はどこも結構早く終わってしまいます。結局銭湯を見つけていかついおじさま方の横で汗を流したのはいい思い出。

こんなことにならないために旅行をするときにはきちんと周辺情報は調べてから行きましょうね。
長良川周辺では、岐阜城は歴史好きの人であれば楽しめるスポットです。若かりし日の織田信長の銅像が迎えてくれます。

それと、うかいミュージアムはちょっと歩きますが事前に行っておくと鵜飼をより楽しめます。
あまり真面目に見てしまうと観覧船の船頭さんに「鵜は何匹くらい鮎を飲み込めると思う?」とか質問されたときにどう答えるか困ってしまうのでほどほどに。答えは現地で確かめてください。

あとちょっと残念だった点は、歩いて行ける範囲では正直そんなにきれいな川という印象がなかったことです。
少し離れたところでは水遊びをしている人もいたので、そのあたりまで行けばたぶんもっときれいなんだと思います。

一番テンションが上がったのは、川そのものというよりも雨上がりに虹がかかったことですね。
しかも2本!うっすら2本目の虹が左上にかかっているのがわかるでしょうか。
ただPLフィルターを付けているのをすっかり忘れていて虹を撮るのも初めてだったので、もっときれいに撮れたかもしれないとは思っています。

さて、いい加減に鵜飼の話もしましょうか。

その時の川の具合によって観覧船が鵜舟と並走してくれることもあるらしいですが、私が行ったときには台風が接近していて風が強かったので川岸に観覧船が並んで鵜舟が来るのを見る形でした。
ちなみに、それぞれ「狩り下り」「付け見せ」というらしいです。

私の乗っていた観覧船は最後尾だったのですが、これが非常に良かった!
鵜舟は最初下りきると観覧船の外側を回って上流に戻り、横一列に並んで再度下ってきます。
下ってくるところ、舟を回しているところ、戻っていくところの全てを見られるのが最後尾というわけですね。しかも、鵜飼の終了後に片づけをしているところも見られました。

かがり火で照らされた鵜舟が下ってくる幻想的な光景もさることながら、かがり火の燃えるにおいや、熱まで感じられるので予想以上の迫力がありますよ。
5月から10月までの期間しか開催していませんが、ほぼ毎日やっているそうなので、一度訪れてみてはいかがでしょうか。

夜に開催されるので写真を撮るのは非常に難しいです。私の手持ちに明るい望遠レンズはなかったので画質が大変なことになっている・・・
レンズを調達できたらリベンジします!

静岡県〇〇川

最後の一つは静岡県の柿田川です。これは知らなかったという人も多いのではないでしょうか。
私も川に興味を持つまでは知りませんでした。ここはまだ行けていないので、時間ができたら行きたいと思っている川の一つです。

全長たった1.2kmしかなく、日本一短い一級河川としても知られています。1時間半もあれば十分見ることができてしまうようですね。
数多くの湧水があり、個人的には湧水第二展望台から見られるブルーの湧水は興味があります。

アクセスも良好で、三島駅からそこまで離れておらず、バスも出ているようですね。写真を撮っていると1時間半では済まないかもしれませんが、さすがに一日は使わないと思うので何かついでが欲しいところです。周辺の事情に詳しい方、もしご存じでしたら教えていただければ嬉しいです。

うーん、行ったことがないだけに書けることがあまりない。川も短いがここは内容も短くなってしまった。これが言いたかっただけ。
いずれ必ず行く川なのでその時はちゃんと書きます!


さて、日本三大清流、きちんと覚えていただけたでしょうか。
一度行ったらまた行きたくなるし、行ったことがなくてもこれから行くのが楽しみな、魅力がある川ばかりです。

今回はまとめての投稿となりましたが、また一つ一つもっと詳しく書いていきたいです。
他にも川にまつわる三大では三大暴れ川なんかもありますので、こちらもいずれまとめます。

では!





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