明けましておめでとうございます。沖一夫です。
今年もたくさんの川を巡れるよう頑張ります!
さて、そんな新年初の投稿ですが、初詣もかねて宮崎県の高千穂へ行ってきましたので川成分多めでお送りします。
高千穂といえば、天孫降臨の地として有名ですね。
令和になって初めての正月ですし、気合を入れてお参りをしたいと思っていたので神話的に大きな出来事があった高千穂を選びました。
山口~宮崎 弾丸ツアー
しかし、今回は気合を入れすぎました。
何を隠そう私は山口市在住なのですが、高千穂までを日帰りしてしまおうという無茶な道のり。
ちなみに、山口市から高千穂ヘはノンストップでも車で片道4時間半ほどかかります。新幹線なら東京まで行けてしまったな。
まだ日も昇らないうちから車に乗り込み、高速を走らせます。元日から無茶しやがる。
・・・ん?まだ日も昇らない?元日?
思いがけず壇之浦PAで初日の出を拝むことができました!
出発するときは「そういえば運転してる間に初日の出でも見られるかもなー」くらいの軽い気持ちでしたが、壇之浦PAにおあつらえ向きに展望台があったので結構ちゃんと粘ってしまいました。
何も調べずに来ていたので1時間くらい粘った気もするけど結果オーライ。
これまで初日の出といえば自宅から昇ってくるのを見るくらいであまり感慨はありませんでしたが、ちゃんとしたところで見るとやはり特別な感じがしますね。
高千穂神社と天岩戸神社へ
正直さっきの初日の出が見られただけでもかなり満足だったのですが、気を取り直して高千穂への道を急ぎます。
途中小休憩を1回挟みながら、5時間半ほどかけて昼前には何とか到着。
高千穂神社でお参りした後、道の駅で昼食をとってから天岩戸神社へ向かいます。
高千穂神社と道の駅は川を差し置いて紹介するほどの見どころはないので省略。
元日ということもあって結構混んでおり、天岩戸神社の駐車場とは少し離れたところに案内されてからシャトルバスに乗って天岩戸神社へ。
シャトルバスについては看板などはなく、なんとなく列に並ぶ感じなのでその辺分かりやすくしておいてもらえるとありがたいです。
それはさておき、天岩戸神社です。
天照大御神が隠れたとされる、天岩戸を祀った神社となります。
天岩戸は西本宮の裏手にあり、30分おきに案内をしていただけるのでこれは見ておくとよいと思います。
一応言っておくと、天岩戸の付近は禁足地だそうで少し離れた遥拝殿から天岩戸の入口を見る形となります。
ここもお祓いをしていただいてから入りますが、一歩くぐると外の喧騒が耳に入らなくなって現世とは隔絶されたような感覚になれますよ。こういう場所にはよくあることですが、撮影は禁止なので写真はなしです。
西本宮でのお参りを済ませたら、そのまま奥に進むと天安河原があります。
岩戸川沿いの遊歩道をたどっていくと、「仰慕窟(ぎょうぼがいわや)」と呼ばれる洞窟の中に社があります。
天照大御神にどうやって天岩戸から出てきてもらうか、ここで神議が行われたそうですね。
特徴的なのは、社の周りに積まれた大量の石。いつからか石を積むと願いが叶うといわれるようになり、参拝に訪れる人が積んでいったものだそうです。
積まれた石が人のように見えたので、並んで川の方を向いている人をイメージして撮りました。
お参りに来た人の願いがそのように見せたのかもしれませんね。
シメは高千穂峡
高千穂神社と天岩戸神社へお参りをしたら、お待ちかねの高千穂峡へ移動です。
この時点で3時を回っていたので、帰りを考えるとあまり長居はできない時間。
到着したら真っ先にボート乗り場へ向かいました。
高千穂峡は真名井の滝が特に有名で、ボートを借りることで滝の目の前まで行くことができます。ただ、値段は30分で2,000円と少々お高め。
他のボートにはカップルと思しき方々がキャッキャウフフしていたり、やたらと多かった韓国人らしき方々がワイワイしている中で、一人ボートに乗り込みます。
一応学生時代はボート部だったので、シングルスカルの経験はほとんどありませんが手漕ぎボートくらいは朝飯前です。
・・・と思ってはいたのですが、まあ混む。カメラを構えているところに後ろからぶつけられたりするのを表面上の笑顔で流しながら撮影を続けます。
滝の周りに囲いなどはないので完全に自己責任で好きなだけ近づくことができます。操作を誤って滝に突っ込む人もいるんじゃないでしょうか。
水しぶきにヒヤヒヤしながらもこれだけ近い距離で滝を見られることはほとんどないので非常に楽しい経験でした。
あと見どころはなんといっても峡谷全体に見られる美しい柱状節理ですね。
人が削り出したのではないかと思うほど真っすぐな柱状の岩が五ヶ瀬川を挟んで無数に並び、エメラルドグリーンの五ヶ瀬川と相まって非常に美しい景観を形成していました。
大迫力の柱状節理やきれいな水を持つ川は他にもありますが、そのどちらもが高いレベルで存在しているのが高千穂峡です。
お一人様からカップルやファミリー、さらには外国人でも楽しめる魅力を持った素晴らしい場所でした。
帰りは食事も含め長時間の休憩は取らなかったので4時間半ほどで帰れましたが、元日早々ハードな旅でした。
しかし、神話ゆかりの地でパワーをもらい、川も満喫することができたので大満足です!
序盤の初日の出からそうなる気はしていたけど、川成分はそこまで多くなかったのは気にしない。
それでは、皆様の令和2年も素晴らしい年となることを祈っています!
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